アクセサリーを付けない私の友達

そう言えば、私の一番仲の良い友人は、アクセサリー類を付けているところをほとんど見たことがない。
洋服もそれほど高価でもないし、シンプルである。
それでも、凄く魅力的な女性である。
バリバリの関西弁を話す彼女は、私の親友でありライバルであり同志である。
どうしてそんなに険しい道を行くのかと、いつもこちらがあたふたしてしまう。
彼女はいつも小さなバック一つに荷物を詰め込んで飛び回っている。
時にダイナミック、時にドラマチック。
彼女を見ていると、まさしく「生きている」ことを実感する。
守りには入らず攻めにてばかりの人生だ。
小柄な体に、ドデカイ心臓。
そんな言葉がぴったりの女性だ。
でも、本当は誰よりも女性らしくて正直な人。
だから絶対に嫌いになれないのだ。
もし手元にお金があったら、それをほとんど自分磨きにつぎこんでしまう彼女。
ネックレスも指輪もピアスも買わなくても美しい人。
どうやら私は、本当に惚れ込んでいるようである。
私が金銀財宝を全部つけて歩いてみても、きっと勝てないだろう。
後何年人生が残っているのだろうか。
残りの人生で、一つでも良い最高のストーリーを書き上げたい。
そう思うと、さっきまで悩んでいたことや不安に思っていたことが、一気に消えてなくなってしまう。
今度良い仕事ができたら、主人がネックレスをプレゼントしてあげると言っている。
いつもなら、要らないよと言うところなのだが今度はそうは言わない。
もちろんそれが欲しくて頑張るわけではないのだが、やりきったという満足感を胸にそのネックレスを頂きたいと思っているのである。

»